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2006年1月

2006年1月13日 (金)

パウロ

先日パリから帰国の日、空港のPAULでおっきいマカロンを買ったけど、とっても美味しかったです…いやホントに。

さて、くだらない前置きはおいといて、PAUL(パウロ)という舞台を観て来たお話です。
パウロは、ユダヤ教徒の真面目な青年で周りの皆に信頼されている。ファリサイ派の指導者を目指し、ガマガエルガマリエル先生に師事する為エルサレムに旅をするが、道の途中偶然幼馴染のマリアに出会う。だがマリアは生活苦に陥り、娼婦をして暮らしていると言う。パウロが敬う律法にもっとも反する商売だ。パウロはマリアへの愛と律法の間で苦悩する・・・そこへユダヤ教と対反するキリスト教の伝道者が現れ、さらにパウロを苦しめる。
とまあ、こんなお話なのです。ネタばれっぽいのであらすじはこのくらいにしておきます。

パウロ役の野沢聡さん。東宝ミュージカル等大きな舞台で大分鍛えられましたね。
なかなかお見事な主役っぷり。
くるみ割りの主演を急遽務めた時から比べれば、天と地の差(ちょっと言い過ぎ?)。
だけど彼は、歌っている時と演技だけをしている時のギャップが激しすぎます。歌っている時は大変豊かな表現力で、思わず聞き惚れてしまうのですが、台詞だけになるとかなり棒立ち状態になってしまうのが残念!このあたりがまだ主役としての経験不足からなのでしょうね。もっともっと、質の良い舞台にたくさん出演して欲しいです。今日もロビーにはドロン氏が心配そうに佇んでおられました。
麗しき父子鷹よ(笑)


その他の出演者の方も、森奈みはるさんや寿ひずるさんなど、ヅカ系の豪華な面々が華を添えている一方、市民ミュージカルのメンバーの方々がコーラスを務めていらっしゃる。歌がとても巧い方々で、楽曲を盛り上げる重要な役目をなさっているのですが、やっぱり立ち姿を見てしまうとどうしても素人さんなので、申し訳ないんだけどガッカリしてしまいます。あくまでも舞台の感想として言わせていただくと、こういう舞台に正直7500円も払いたくありませんでした。わざわざ高いお金を払って足を運ぶプロの舞台なら、見た目も歌も何もかも、一流だと思わせる物を観たいです。(市民ミュージカルの皆さんごめんなさい…決して貶すつもりは無いのですが…歌声は本当にステキでした♪)
きちんと訓練をしていない(つまり、演技の)人が舞台に立つと言うのは、やっぱり演じる側の自己満足の世界でしか無いような気がします。作品としては良いのですが、もう少し垢抜けたものにして欲しかったのが正直な感想です。

ただ、観てよかったなと思わせる圧巻な時間もありました。ステファノ役の山形ユキオさんが出ると、一気に空気が変わり、舞台の上が喜びにあふれるのです!この人の存在感と歌は本当に素晴らしいです!風邪を引いたような大変ハスキーなお声ですが、なんとソウルフルな、本当に魂のこもった歌!
出番が少ないのが残念でした。もっともっと山形さんの歌に浸っていたかったです。
もしかしたら以前、レミゼでテナルディエ役の山形さんを観ているかもしれませんが、すっかり忘れてました。また舞台をやって欲しいです!!

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